春ですね。部署異動、転職、就職、入学といった新生活に胸を躍らせる人も多いはず。でも、新しい生活を送っていく上で、新しく知り合いになった人に対して気になることの1つに口臭があると思います。アース製薬(『洗口液に関するアンケート』)によると、アンケート回答者の65%が洗口液を「口臭予防のために使い始めた」と答えています。洗口液はすすぐだけで、口臭の原因となる食べカスやネバネバを洗い流してくれます。とってもすっきりしますし、外出先で口臭が気になるとき、洗口液があればさっとすすぐだけで、清潔にすることもできます。
そういった手軽さもあるのか、日本における洗口液の販売額は10年以上伸び続けているそうです。そこで、市場が伸びている洗口液について調べてみました。
まことは液体ハミガキと洗口液の違いを、このブログを書くまで知らなかったので、まず紹介しますね。
業界最大手の1社である花王のサイトに違いが説明されていました。
Q、液体ハミガキと洗口液の違いは?
液体ハミガキ | 液体ハミガキは、チューブ入りの練りハミガキと同様に、ハブラシを使って歯を磨く時に使用します。 適量を口にふくんでから、ハブラシでブラッシングすることで効果を発揮します。 花王の液体ハミガキそれぞれの効果や特長は、右のリンクからごらんください。 *チューブ入りの練りハミガキと違い、細かい粒子状の清掃剤(研磨剤)を含んでいません。 |
>花王の液体ハミガキ |
洗口液 | 花王の洗口液は、歯を磨いた後の仕上げに使います。 適量を口にふくんですすぐことにより、ハブラシの毛先が届きにくい歯のすき間などに残りがちな、原因菌を殺菌し、歯垢の付着を防ぐとともに歯肉炎や口臭を予防、口中を爽快にします。 |
>花王の洗口液 |
https://www.kao.com/jp/qa_cate/mouthwash_02_01.html
つまり、洗口液を口に含んで歯ブラシでブラッシングというのは、正しくないということですね。液体ハミガキは、サンスターではガム・デンタルリンスと呼んでいます。
洗口液シェア1位は、クリアクリーンデンタルリンス ソフトミント
「クリアクリーンデンタルリンス ソフトミント」は、ソフトミントの香味で、「刺激が苦手な方やお子様にもお使いいただける低刺激ノンアルコールタイプ」です。洗口液でスッキリするのが好きな人もいますが、刺激が強すぎて、苦手な人もいます(炭酸飲料が好きな人とそうでない人がいるように)。そのような人にぴったりの商品となっているようです。
2位、3位に入っているサンスターの「ガム・デンタルリンス」は、液体ハミガキです。
昨年8月に発売開始された「リステリントータルケア プラス」が4位にランクインしています。ジョンソン・エンド・ジョンソンによれば、マウスウォッシュブランド「リステリン」の新商品である「リステリン トータルケア プラス」シリーズは、お口のトラブルに対して“7つの効果”を持つ、リステリン史上最高峰のオールインワンマウスウォッシュとのことです。7つの効果というのは、口臭、歯肉炎、着色汚れ、歯石、ネバつき、口内の不快感と、虫歯に対するものだそうです。
菜々緒さんのCMをご覧になった方も多かったのではないでしょうか?
口臭の5つの原因
最後にそもそも口臭の原因には、どうのようなものがあるのでしょうか? 日本口腔外科学会によれば、口臭の原因には、病的な原因も含めて大きく5つの種類があるそうです。その中には、病気が原因となる口臭もあります。その場合は歯医者さんや専門医の支援が必要となりますので、ぜひご相談ください。
口臭には大きく分けて5つの種類があります。
1.生理的口臭
2.飲食物・嗜好品による口臭
3.病的口臭
4.ストレスによる口臭
5.心理的口臭
口臭の原因となる主な病気
1.歯周病(歯ぐきからの出血)
2.むし歯
3.歯垢(しこう)(プラーク)
4.歯石
5.舌苔(ぜったい)
6.唾液の減少
7.プラスチックの人口歯
8.不良な冠、かぶせた金属の腐食
9.口腔ガン
10. 鼻やのどの病気
11.その他呼吸器系の病気、消化器系の病気
公益社団法人 日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/kouku/kousyu/ から抜粋