夏には「そうめん」でしたね!実は地域によってシェア1位が違うんです

夏といえば、さっぱりした食べ物が人気ですよね。まこともそうめん好きで、今年は猛暑のせいもあり、そうめんをいただくことが多かったです。

Wikipediaによれば、そうめんとは、

素麺(索麺、そうめん)は、小麦粉を原料とした日本および東アジアの麺のひとつ。主に乾麺として流通するため、市場で通年入手できるが、冷やして食することが多く、清涼感を求めて夏の麺料理として食するのが一般的である。

だそうです。

ちょっと気になるのですが、そうめんは、うどんやひやむぎとは、何が違うのか? ということですね(キッパリ!)

実は、これらの違いは、消費者庁の告示で『乾めん類品質表示基準』で決まっているのです!

  • 長径を1.7 ㎜以上に成形したもの:「干しうどん」または「うどん」
  • 長径を1.3㎜以上1.7㎜未満 に成形したもの:「干しひやむぎ」、「ひやむぎ」または「細うどん」
  • 長径を1.3㎜未満に成形したもの:「干しそうめん」または「そうめん」

となるそうです。太さの違いだろうと言うことは予想通りなのですが、明確に長径を1.3㎜未満とうことが規定されているのは、おもしろいですね。

そうめんは、昔、奈良にあった平城京から近い、今は桜井市に位置する場所で作られたのが起源とされているそうです。現在は、三輪そうめんとして知られています。そこから全国へ広がり、日本中で食されるようになったそうです。現在、そうめんのブランドとして代表的なものは、播州そうめん(兵庫県)、三輪そうめん(奈良県)、島の光(香川県小豆島)、島原そうめん(長崎県)、神崎そうめん(佐賀県)などがあります。

では、これらのそうめんブランドの売れ行きはどうなっているでしょうか?ウレコンで、乾麺カテゴリを調べてみましょう。

やはり夏に売上を伸ばすそうめん

1位は、『揖保の糸 手延素麺 上級品 300g』です。

「揖保の糸 手延素麺 上級品 300g」の年間を通じた売上の変化を、今回も「Dolphin Eye」を使ってみることにしましょう。(Dolphin Eyeは、全国5000万人規模の消費者の購買データをもとに、「あの他社商品は自社商品と比べてどれだけ売れているのか?」といった、商談や社内外の会議、経営判断などの現場で「タイムリー」な「使える」情報をスピーディに表示するビッグデータ活用ツールです。詳しくは、こちらへ)

やはり、4月から売上が上昇し、7月にかけて大きく伸ばしています。まさに、『ザ・夏の味覚』といっていいでしょう。

全国シェアに戻ると、先ほど紹介した地域の代表ブランドが多くランクインしています。4位の『有家 湧水の糸手延素麺 袋 300g』は、島原そうめんです。6位の『東亜食品 華色そうめん』 と7位の『揖保乃糸 手延素麺級一列10把 500g』は、播州そうめんとなります。

地域ごとの特徴があるそうめんブランド

実は、『揖保の糸 手延素麺 上級品 300g』は、そうめんの売上では、全国および関東、中部、近畿、中国・四国では、シェア1位なのですが、東北と九州では、別のブランドが1位になっています。

九州地区乾麺カテゴリ1位『長崎県食品販売 島原手延素麺 500g』

『長崎県食品販売 島原手延素麺 500g』の全国シェア

九州では、長崎県の島原そうめん『長崎県食品販売 島原手延素麺 500g』が1位になっています。全国シェアでは、乾麺カテゴリでは11位、そうめんだけに限ると7番目です。他の地域での売上は大きくなく、圧倒的に九州地区限定で強い商品になっています。

東北地区乾麺カテゴリ1位『日清フーズ ナンバーワン そうめん 250g』

『日清フーズ ナンバーワン そうめん 250g』の全国シェア

東北では、『日清フーズ ナンバーワン そうめん 250g』が1位です。こちらも、全国シェアでは、乾麺カテゴリで40位、やはり他の地域での売上は大きくなく、東北地区限定で強い商品になっています。また、こちらは地域ブランド名がついていない商品ということも特徴的です。

そうめんは、食べ方にこだわりがある人も多いはず。冷やして食べるだけでなく、温かくしたり、炒めたりと。他にも、やっぱり、特徴的なそうめんの食べ方と言えば、流しそうめん!!

「流しそうめんをやってみたい!」という人も多いはず(?)実は、流しそうめんのギネス世界記録があります。奈良県御所市で達成されたもので、なんと全長3,317.7mもあるそうです。すごいですね。ちなみに、記録認定には、(1)直径15.24センチ以内の竹を使用(2)ゴールした時点でそうめんが25グラム以上ある(3)食べる-ことが必要なのだそうです。3キロ流れてきたそうめん、伸びてふにゃふにゃになってそう…。(いらぬ心配でしょうか。)

さすがに、自宅で竹で作った流しそうめん器を作るのは大変ですが、今は手頃な流しそうめん器も、販売されていますので、残暑の9月に、最後の味覚ということで、流しそうめんを自宅で試してみるのはいかがでしょうか?

——

スーパーやドラッグストアで売っている商品の売れ行きをチェックできるウレコンはご利用無料。登録はこちらから。