今年の梅雨は平年よりも3週間程度早く明け、6月末には既に真夏の空気が漂い始めました。夏と言えばアイスが食べたくなりますよね。特にお風呂上がりは美味しさも倍増です。
個人的な今年の夏のブームはラムネアイスです。さっぱりとした味わいで今年の夏を乗り切ろうと思います。
ところで、市場ではどんなアイスがよく買われているのでしょうか。ID-POSデータを使ってそのランキングと傾向を見ていこうと思います。
ファミリーアイスカテゴリのTOP10は？
まずは「ファミリーアイス」カテゴリの市場シェアランキングを見ていきます。集計期間は2022年4月1日～2022年6月30日です。
※当社のアイスクリーム類のカテゴリには「プレミアムアイス」「ファミリーアイス」「パーソナルアイスその他」がありますが、今回は「ファミリーアイス」に着目して分析していきます。
1位は井村屋の「あずきバー BOX 65ml×6」でした。「あずきバー」と言えば幼少のころから見かける機会の多い知名度も魅力もある商品ですが、主に年齢層の高い方に買われているイメージがあったため、全年齢層での1位は少々意外な結果でした。
前回順位も4位ということで安定した売り上げもありつつ、まだまだ爆発力のある商品であることが伺えます。
2位以下の商品についても、どれも商品名を聞けばビジュアルが思い浮かぶような商品ばかりであり、リピート率も「ファミリーアイス」カテゴリの平均リピート率13.51％ と比較して非常に高く、魅力的で印象に残る商品が多いことが分かります。
上位の商品を深掘りして分析
次はランキング上位の商品をいくつかピックアップして詳しく見ていきます。
まずは1位の「あずきバー BOX 65ml×6」を見てみましょう。
カテゴリの平均と比べると男性の方が4ポイント高く、年齢層では60代～80代、特に70代以上に強く支持されていることが分かります。
また、10代～50代にも着目してみると面白い結果が見て取れます。来店者の年齢層に依存する部分はあるものの、10代＜20代＜30代＜40代＜50代となっており、年齢層が高くなるほど「あずきバー」をよく買っていることが分かります。
次は2位の「森永製菓 パリパリバー バニラ 48ml×8」を見てみましょう。
カテゴリの平均と比べると女性の方が1ポイント高く、年齢層では20代～40代に強く支持されていることが分かります。「パリパリバー」は女性や比較的若い世代によく買われており、1位の「あずきバー」とは対照的な層に支持されていることが分かりました。
1位と2位の2つの商品を見ただけでも、性別、年齢層ともに支持されている層はバラバラであり、「ファミリーアイス」そのものが幅広い層の人達に買われているカテゴリであることが分かります。
終わりに
今回着目した「ファミリーアイス」ランキングTOP10は、先述したように当然ではありますがどれも有名な商品ばかりでした。最後に、今夏このランキングに新たに食い込む超新星が現れることに期待してこの記事を終わりたいと思います。
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