まだまだ暑いですが、やはりそうなるとビールとか飲みたくなりますよね。しかし、最近ビール関係で大ショックに見舞われたまことです。それは、「第3のビールというのは、マスコミによって作られた言葉」ということを知ったことでした。
そこで、もう少しこの言葉を調べてみることにしたのです。
第3のビールというのは、マスコミによって作られた言葉
酒類に関する研究機関である財務省所管の独立行政法人 酒類総合研究所 によれば、
第3のビールという名称は、ビール風味の発泡アルコール飲料の俗称で、ビール、発泡酒に続くことからマスメディアによって作られた言葉です。麦芽も麦も一切使わず、えんどう豆から抽出した「えんどうタンパク」を麦芽の代わりに使用したビールテイストの新アルコール飲料を発売したのが最初です。その後、この第3のビール市場も大手各社が参入し競い合っています。使用する原料も、「えんどうタンパク」、「大豆ペプチド」、「大豆たんぱく」、「とうもろこし」を使用した商品が市場に出ています。(お酒のはなし 第9号)
ビール、発泡酒、第3のビールの原料使用比率による分類は、上述の酒のはなし 第9号によれば、次のような図になります。分かり易い図ですね。
第3のビール 売上第1位は?
発売以来、5億本を売り上げたキリンビールの「本麒麟」は、いろいろなサイトをみると、第3のビール となっています。しかし、本麒麟の原材料には、麦芽が使われています(本麒麟公式サイトより)。マスコミが作った用語なので、ビール以外については、かなりゆるい分類で話題になっているということなのかなと思って、第3のビールの定義にショックを受けたまことは、こころが落ち着きました。
本麒麟の大ヒットは、メディアにも大きく取り上げられています。開発をリードしたマーケティング 京谷侑香さんを追いかけた特集『セブンルール【12連敗の窮地救う!キリンビール5億本大ヒット商品開発者に密着】』も、フジテレビ系で8月20日に放送されました。
2018年3月にキリンビールが発売した新ジャンルのビール「本麒麟」。販売開始からわずか1年半で累計5億本を超える空前のヒット商品となった。その「本麒麟」の開発に挑んだキリンビール・マーケティング部の京谷侑香(29)が、今回の主人公だ。
◎学生時代から大のお酒好きで、特にビール愛が強かったという京谷は、卒業後にキリンビールに就職。営業部に配属され、1年目にして売上目標を達成した。だが、そのことによる慢心がミスを招き、大問題を起こしてしまう…。その後、商品開発などを行うマーケティング部に異動したが、そこでも浮かれた気持ちがあったといい、異動当初に開発した新商品はたった1年半で販売終了となった。
人を引きつけるのは、「彼女の情熱と行動力で『本麒麟』を世に送り出し、大ヒットに導いた」ということもあるかもしれません。ぼくも、情熱を持って仕事をやっていきたいと思います。
では、そんな話題の本麒麟の売上をウレコンで見てみましょう。
リピート率も高く、定番商品となっているようですね。
昨年の「本麒麟」の大ヒットを受けて、アサヒからは『極上キレ味』、サントリーからは『金麦<ゴールド・ラガー>』と、第3のビール新商品が登場しています。
金麦<ゴールド・ラガー>
出典:サントリー
極上キレ味
出典:アサヒビール
そこで、昨晩3つの商品を買ってきて、飲み比べてみました。第3のビールといっても、それぞれ違いがあって、楽しめました。楽しみすぎて、朝がつらくなったりもしましたが。。個人的には、20歳以上の方で、手軽にかるい感じでビールっぽい飲料を楽しみたい!という方にはおすすめです。
まだまだ暑いですが、あと少しです。暑い夏を乗り越えていきましょう。