夏に食べたいそうめんは地域ごとに特色が!

全国的に梅雨が明け、一気に暑い夏がやってきました。こういう暑いときに食べたいものといえば、「そうめん」ですね。日本三大そうめんと言われているのは、奈良県の「三輪そうめん」、兵庫県の「播州そうめん」、そして、香川県の「小豆島そうめん」です。それ以外にも、島原そうめん、稲庭そうめん、神崎そうめんなど、地域で昔から愛されているそうめんがあります。

マコト的には、暑くなってくると、そうめんに限らず、そば、うどんなどの冷した麺全般を食べるようになります。よく関西はうどん、関東はそばといわれていますが、そうめんも地域によって、人気が異なるのでしょうか? 早速ウレコンで乾麺の売上ランキングを全国シェアと地域ごとに見てみましょう。

シェア全国1位のそうめんは? やっぱりあの商品

1位は、みなさんも1度は食されたことがあるであろう「揖保の糸 手延素麺 上級品 300g」(髙尾製粉製麺) です。全国の市場シェアも36%、リピート率も平均リピート率の倍ということで、非常に人気の商品です。

九州地域の乾麺ランキングには地域の名産そうめん

1位は、全国と同様に「揖保の糸 手延素麺 上級品 300g」ですが、2位以下を見てみると、「島原そうめん」「神崎そうめん」が入っています。2位の「長崎県食品販売 島原手延素麺 500g」は、長崎県食品販売株式会社の商品で、4位の「神崎そうめん320g」は伊之助製麺の商品です。また、五島列島の五島手延べうどんもランクインしているように、九州の名産が好まれていることが分かります。

中国・四国のランキングにも、地域のそうめんが

10位にランクインしているのは、「JAたいき 吾輩ハ麺デアル 五十崎そうめん 1kg」です。こちらは地元のJA愛媛たいきが販売しているそうめんなのですが、JAが販売しているそうめんでトップ10に入っているのは、全国でこの商品だけです。

近畿地域のランキングは?

1位は、全国ランキングと同様に「揖保の糸 手延素麺 上級品 300g」です。

中部のランキングは?

中部が産地となっているそうめんは、ランクインしていませんでした。1位は髙尾製粉製麺が提供する「高尾 麺専科 播州麺物語そうめん600g」でした。

関東はやっぱりそばが強い

2位、3位、5位、6位、7位、8位、10位とトップ10のうち、7つがそばでした。やはり、関東はそばのようですね。

東北でも、地域のそうめんがランクイン

1位は、「日清フーズ ナンバーワンそうめん200g」です。日清製粉グループの日清フーズが販売しています。ウレコンの売上データを見ると、東北に並んで中部でも人気のある商品です。そして、4位に入っているのが、「麺のスナオシ 特選そうめん 400g」です。この商品は茨城県の企業 スナオシが提供しています。茨城県は関東に位置しますが、東北と接していることから人気があるのでしょうか?

北海道でも、地域のそうめんがランクイン

株式会社マルナカが販売する「きたほなみそうめん 240g」が10位にランクインしています。北海道の小麦を使った商品だそうです。

乾麺ランキングをみると、地域ごとに特徴があって食べてみたいな~と思う商品がたくさんありました。また、つゆをアレンジするのもいいかもしれません。冷たい麺で、厳しい夏を乗り越えたいと思います。