健康志向の高まりとともに、特定保健用食品(トクホ)や独自の乳酸菌を含むもの、脂肪ゼロといったいわゆる「機能性ヨーグルト」が人気を集めています。各メーカーが商品の機能性で差別化を図る中、消費者は実際にどのような商品を選んでいるのでしょうか。
今回はヨーグルトカテゴリの購入個数ランキング見ていきたいと思います。
「ヨーグルト」カテゴリの売れ筋ランキングTOP10
【集計期間:2025年6月1日~2025年8月31日】

1位は「明治ブルガリアヨーグルト LB81 プレーン 400g(JANコード:4902705011625)」でした。整腸作用に優れたLB81乳酸菌を含む定番商品です。400gの大容量パックであることやリピート率が38.69%とカテゴリ平均(25.15%)と比較し高いことから日常的に食べられていることがうかがえます。
続く2位は「牧場の朝 ヨーグルト 生乳仕立て 70g×3(JANコード:4908011601307)」、3位は「ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト 400g(JANコード:4902720116466)」でした。

リピート率に着目すると上位10商品の中では、8位の「ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト脂肪0 400g(JANコード:4902720116497)」が38.95%と最も高く、1位の「明治ブルガリアヨーグルト LB81 プレーン」と並ぶ高いリピート率でした。
機能性ヨーグルトと異なる魅力。『牧場の朝』の購入層とは?
ランキング上位には機能性を訴求した商品が多くランクインしています。そのなかで2位の「牧場の朝 ヨーグルト 生乳仕立て 70g×3(JANコード:4908011601307)」はそうした機能面での訴求を前面に出していません。
では、この商品はどのような層から支持されているのでしょうか。1位の「明治ブルガリアヨーグルト」と購入者の性別、年齢層を比較してみましょう。
左の円グラフは「明治ブルガリアヨーグルト」、右の円グラフは「牧場の朝」を購入している性別構成比を表しています。


両商品を比較すると購入者の性別構成比はどちらも女性82.0%、男性18.0%でした。ヨーグルトカテゴリの平均と比較するとやや女性の割合が高いものの、大きな差は見られません。
次に購入者の年齢層で比較していきましょう。


「明治ブルガリアヨーグルト」はカテゴリ平均と似た構成比ですが、70代の割合がやや高い傾向にあります。
一方で「牧場の朝」は20〜40代および80代の購入構成比が高いことが特徴的です。特に20〜40代は子育て世代と重なるため、お子様のいるファミリー層から厚い支持を得ていると推測できます。
まとめ
ヨーグルトカテゴリの購買データを見てきましたがいかがでしたか?ヨーグルト市場は健康機能を重視する層に支えられている一方で、「牧場の朝」のように、家族で楽しめる味わいや親しみやすさを強みに持つ商品があることが分かりました。
健康志向という大きなトレンドだけでなく、日々の食卓に寄り添う親しみやすさも、消費者に選ばれ続ける重要な要素であることがうかがえます。
ウレコンでは商品ごとの性年代構成比や購入曜日・時間を見ることが出来ます。他の商品の購入データが見たい方は是非チェックしてみてください!
無料の会員登録をすると最新ランキングの100位までご覧いただけます。
>カテゴリ「ヨーグルト」
>ナチュレ 恵 megumi 400g(JANコード:0000049212877)
>明治プロビオヨーグルトR-1 ドリンクタイプ 低糖・低カロリー 112g(JANコード:4902705096028)