話題の「ヤクルトY1000」の実態に購買データで迫る!

全国的に梅雨入りとなり、じめじめとした天気や気温も安定しない日が続き、どんな服を着ればよいのか日々迷っている毎日です。リモートワーク勤務に加え、せっかくのお休みの日も天気が良くない日々が続き、運動不足が加速しています・・・

そんな中、最近ヤクルト本社の乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)Y1000」という商品が、多くの店舗で品切れ状態となっているのをご存知ですか?

その効果として「深く寝られるようになった」、「朝の目覚めが良くなった」など、眠りの深さやスッキリした目覚めに関する体感の声が多数上がり、そこから口コミが広がったことが要因のようです。世界中の検索トレンドをチェックできるGoogleトレンドでも、ここ数か月で急速に話題になっていることが分かります。

今回はそんな話題沸騰中の商品である「ヤクルトY1000」を含む「乳酸菌飲料」カテゴリについてウレコンを活用し、チェックしてみたいと思います!

乳酸菌飲料カテゴリのランキングをチェック

それではさっそくランキングを見ていきましょう。集計期間は2022年3月1日~2022年5月31日、「乳酸菌飲料」カテゴリの上位10商品がこちらです。

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「乳酸菌飲料」カテゴリ全体の平均リピート率は25.82%であり、同じく効果訴求を目的とした「栄養ドリンク」カテゴリ全体の平均リピート率は19.68%のため、「乳酸菌飲料」カテゴリ全体としてもリピート率はとても高いことが分かります。また商品の本数を見ると複数がセットになっている商品が多くランクインしていることから、これらの商品は習慣的に継続して飲まれている様子が伺えます。
注目している「ヤクルトY1000 110ml」の商品も前回順位4位から一つランクをあげてきていることも分かりますね。

ヤクルトY1000の購買の特徴は?

次は「ヤクルト Y1000 110ml」の商品単体について詳しく見ていきたいと思います。

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まず男女比という面で見ると、平均よりも「ヤクルトY1000」のほうが女性の比率が4ポイント高く、平均との大きな構造の違いは見られなかったものの、特に女性から支持されている商品であることが分かります。

次に年齢層を見てみると、乳酸菌飲料カテゴリ全体に比べ「ヤクルトY1000」の購買者は50代・60代の購入者比率が高いことが見られました。

私自身、SNS上での口コミが広がったことによる話題の商品となったことで、この「ヤクルトY1000」の商品を知り、友人からも「ヤクルトY1000」を求めて何軒もお店をはしごしているという話を聞いていたため、流行に敏感な若年層からの支持が高いのではと想像していたのですが、実際にデータを見てみると、50代・60代の女性からの支持が高いというのは意外な結果でした。

「ヤクルトY1000」自体も、発売から約8か月経過している商品であるため、50代・60代女性の方に支持されているのは、訴求内容の【一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」、さらに「腸内環境改善」の機能を持つ機能性表示食品である】ということがニーズとマッチしている年代だからではないかと考えられます。

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購入時間を見ると、9時から11時にかけてがピークとなっており、開店と同時に商品の置かれている棚に向かう様子が想像できますね・・・さすが話題沸騰中の商品とも言える結果となっているように思います。

最後に・・・

近年チョコレートやヨーグルトの商品でも機能性の持つ商品が増加傾向にありますが、ここまで実際に効果が体感できたことにより話題となった商品はあまり無かったような印象があります。

また「ヤクルトY1000」の持つ機能としては、一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」さらに「腸内環境改善」の大きく3つを上げており、これらが今社会で求められている課題なのだなとも感じました。

私はまだ一度も「ヤクルトY1000」に出会えていないのですが、7月を目途に増産されるようですので、それだけの効果を試せる日が来るのが待ち遠しいです!

ID-POSを使うことで、今回のように想像していた結果と実際の購買データとでは異なっていることを把握することができます。またカテゴリ全体としての傾向を捉えることが出来たり、商品の平均的な売れ方だけでなく、季節のイベントなどの影響も含め、細かくチェックしてみると面白い発見がありますね。定点観測してみることで、いろんなカテゴリでデータの変化を見つけられるかもしれません!

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