今年の「きのこたけのこ戦争」、POSデータでみるとホントのところどうなのか?

「きのこ」と「たけのこ」、と言っても秋の味覚の話ではなく、今回は「チョコレート」の話。9月11日に明治が、「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」の最終結果を発表しました。結果は「たけのこの里」の大勝利。今回は、True Dataの広報D子が、購買データから「きのこ」と「たけのこ」の本当の差はどれくらいなのか紹介したいと思います。

チョコレートランキングでの順位は?

ウレコンで「チョコレート」のランキングを見てみると、たけのこの里は第10位にランクインしています。

一方のきのこの山は38位。トップ10内にいる「たけのこの里」の背中は少し遠いようですね・・・頑張れ!きのこ!(D子はきのこ派)


リピート率はどちらの商品もチョコレート全体の平均(9.6%)より高く、固定ファンに支えられている商品であることがわかります。

きのこ・たけのこ比率はどれくらい?

True Dataの分析ツール「ドルフィンアイ」のスーパーマーケット版を使って、きのこの山とたけのこの里のデータを比較してみたいと思います。過去2年分の、週別の売り上げの推移を比較したグラフがこちらです。

数値(買物指数)は来店客100万人あたりの売上点数です。常に紫の「たけのこの里」が上位にあることがわかります。具体的にその比率を見てみると、9月10日から16日の1週間は、「きのこの山」が576点、「たけのこの里」が976点。つまり、

たけのこ:きのこ = 6:4

という結果になりました。「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」の得票数の差よりも、実際の購買数量は開きが大きいようです。

きのこの逆襲はあるのか?

選挙でも購買データでもたけのこの里の後塵を拝する「きのこの山」。逆転のチャンスはないのでしょうか?「そんなはずはないっ!」とD子は言いたい。なぜなら、私は「たけのこ派」から「きのこ派」へ転じた一人だから!「おいおい、データ会社のくせに突然主観で語りだすなよ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、こんな商品も上位にランクインしているんですよ。

14位 「きのこの山とたけのこの里 12袋」

無党派層がかなりいるようです。この「どっちも派」が、どちらかのファンになる、という可能性に期待して・・・頑張れ、「きのこの山」!!D子は応援します。

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