ちょっと贅沢なボンカレーの売れゆきは?

初めまして!True Dataの新入社員、S子です。どうぞよろしくお願い致します!もうすぐ夏休みが始まりますね。大学時代は夏休みが長く、毎日だらだらと長い夏休みを過ごしているのに、食欲だけはなくならなかったS子です。夏といえば、冷たいものやスパイシーなものが欲しくなりますよね。そこで今回は早くて簡単に調理できるレトルトカレーの「ボンカレー」シリーズに注目してみたいと思います。

懐かしの味、ボンカレー

ボンカレーは1968年に世界初の市販用レトルトカレーとして販売されました。お湯で温めるだけで良い、一人用である、常温で長期間保存ができる、など様々なメリットがあるレトルトカレーは、一人暮らしのS子にとって本当にありがたいです。発売は私が生まれる前ですが、当初のパッケージやCMはテレビで何度か目にしたことがあり、とても印象的でした。
現在「ボンカレー ゴールド」などは全国で販売されていますが、ホーロー看板でお馴染みの松山容子さんがパッケージの「ボンカレー」は沖縄限定で販売されています。

 

沖縄限定販売のパッケージ出典:大塚食品

ボンカレーの気になるランキングは

ウレコンで「調理済みカレー」のランキングを見てみました。ボンカレーのスタンダード商品である「ボンカレー ゴールド」は中辛が2位、甘口が9位、辛口が12位と上位にランクインしています。

「ボンカレー ゴールド中辛」の市場シェアを地域別に見てみると、東北・関東では6位、中部・近畿・中国・四国で2位、九州で1位と西日本でシェアが高くなっていました。「ボンカレー ゴールド」の甘口と辛口でもランキングを見てみましたが、どちらも西日本でシェアが高くなっていました。ボンカレーが初めて販売されたのは、阪神地区であったことから西日本に根強く人気なのではないでしょうか。
ランキングを見ていてS子は気になる商品を見つけました。それは「ボンカレー ネオ」シリーズです。平均価格が他より少し高いにも関わらず、リピート率が高く上位にランクインしています。

出典:大塚食品

素材や作り方にこだわった商品である「ボンカレー ネオ」のランキングについて見ていきましょう。中辛の「コクと旨みのオリジナル」が13位、辛口の「濃厚スパイシーオリジナル」が26位、甘口の「コク深ソースオリジナル」が45位にランクインしています。

「ボンカレー ネオ」の購入者像は?

当社の購買データ分析ツールのドルフィンアイ(スーパーマーケット版)で購入者の性年代を見てみました。「ボンカレー ネオ コクと旨みのオリジナル」を購入する年齢層は、「調理済みカレー」カテゴリ全体と比較すると、高齢層に好まれていることが分かります。

値段が高くとも産地や作り方にこだわった商品を好む高齢層に人気なのではないでしょうか。また「ボンカレー ネオ」は230g、「ボンカレー ゴールド」は180gと容量が「ボンカレー ネオ」の方が多くなっています。シニア世代のご家庭で、夫婦で仲良く分け合っているのかもしれませんね。

売上好調な「ネオ」。急上昇の月に何があったのか

ドルフィンアイで「ボンカレー ネオ コクと旨みのオリジナル」の買物指数を前年と比べてみると、ほぼ毎月前年を上回っており、「ボンカレー ネオ」の人気が高まっています。 ※買物指数とはお客様(来店者数)100万人あたりの売上金額

S子が特に気になったのは、今年5月の売上急上昇!5月は「ボンカレー」が全国販売された月なのでスーパーなどで特売されたのかもしれませんね。ドルフィンアイで見たところ、実際に5月の平均価格が大幅に下がっていました。「ボンカレー ネオ」シリーズの他の商品でも同様の傾向が見られました。価格が安くなったことで「ボンカレー ネオ」シリーズが売れたと考えられます。

これから夏本番。暑くてキッチンに立ちたくない!食欲がない!というときには、レトルトカレーを召し上がってみてはいかがでしょうか。家庭では再現できないような本格的な味も手軽に楽しめるレトルトカレー。S子もフル活用して夏バテにならずに、今年の夏を乗り切りたいと思います。