こんにちは。この夏は記録的な暑さに見舞われており、まだまだ暑い日が続いています。東京都心では、猛暑日の年間最多記録を更新したそうです。
そんな暑い時は、冷たくスッキリした炭酸飲料がおいしく感じますね! 今回は「コーラ」について、ID-POSデータを使って深掘りしてみようと思います。
「コーラ」カテゴリのランキングをチェック
まずは「コーラ」カテゴリの市場シェアランキングを見ていきます。
上位10商品は、「コカ・コーラ」と「ペプシ」ブランドでした。この2ブランドが「コーラ」市場を牽引していることが分かります。
その中で1位は「ペプシ<生>ゼロ600ml」でした。「コーラ」といえば「コカ・コーラ」のイメージが強い私からは少し意外な結果でした。また、コカ・コーラブランドについても2位~7位にランクインしているように、「コーラ」カテゴリでは強固な地位を築いていると伺えます。
リピート率に着目すると、「コーラ」カテゴリ全体の平均リピート率は27.60%であり、同じく炭酸飲料の「炭酸フレーバー」カテゴリ全体の平均リピート率は16.58%であるため、「コーラ」カテゴリはリピート率がとても高いといえます。 糖質やカロリーを抑えた商品や1.5Lなどの大容量サイズの商品など同じ「コーラ」でもそれぞれに特徴があることが分かります。
「コーラ」の購買の特徴を深掘りして分析
次は商品ごとの購買特徴を詳しく見ていきます。
「コカ・コーラ350ml」は、年齢層をカテゴリ平均と比較すると、60代~80代、特に70代に強く支持されていることが分かります。60代~80代からは、350mlという小容量が飲みきれるサイズとして支持されているのかもしれません。
「コカ・コーラ700ml」は、カテゴリ平均と比較すると、20代~30代の若年層に支持されていることが分かります。サイズの違いで支持されている年齢層が異なるという面白い結果となりました。
「コカ・コーラ1.5L」は、カテゴリ平均と比較すると、20代~40代に支持されており、「コカ・コーラ700ml」と年齢層が類似していますが、30代~40代という家庭を持たれている年代がより高く、家族で飲んでいることも考えられます。
「ペプシゼロ<生>ゼロ600ml」は、カテゴリ全体と比較すると、40代~50代に支持されており、男女比をカテゴリ平均と比較しても、男性の比率が7ポイント高く、まさに健康が気になる中年男性に支持されている商品だと分かります。 このように、同じ「コーラ」でもID-POSデータを使って分析することで、商品によって支持されている年齢層が異なっており、各年代のニーズに適した商品を訴求することで幅広い年齢層に支持されているカテゴリだと考えられます。
終わりに
ID-POSデータを使うことで、カテゴリ全体の傾向や商品の購買傾向をより深掘りすることができます。
データ活用やID-POSなど言葉を見ると難しく感じますが、まずは気になるカテゴリや話題になっている商品の結果を見るなどデータに触れてみることで面白い発見があるかもしれません。
そのように気軽にデータに触れられるのがウレコンの魅力です。
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