ブランド価値が大幅に上昇した『ガリガリ君』
浜松市で40度を超える日がでるなど、今年の夏は例年以上に暑い!と感じているまことです。
昨年、このブログで経口補水液について書きました。昨夏は、経口補水パウダーを常備して、外出時は水に溶かして持ち歩いていましたが、今年、その在庫がすっかりなくなっていることに気がつかず・・・、猛暑の中の外出は涙がでそうでした。涼しかった7月に加え、外出が少ない今年は、備えが少しあまかったようです。
さて、そんな暑い夏ですが、涼にはやっぱりアイスですね。
毎年、アイスと言えば、話題に上がることが多いのが、ガリガリ君の期間限定味です。まことが、ガリガリ君に注目するようになったきっかけは、「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」が話題になったからです。「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」は、2012年9月に発売されましたが、売れ過ぎで供給が追い付かず、わずか3日で販売を休止しました。生産体制を増強して2013年3月に再発売したことはニュースになりました。
これらの話題は、多くの人が注目していたようです。ブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2014」(一般消費者から企業ならびに製品・サービスの合計1,000ブランドについて評価を聞くBtoC編と、ビジネス・パーソンに500の企業ブランドについて評価を聞くBtoB編で構成されるブランド調査)で、2013年調査の65位から14位へと、大幅なランクアップを遂げています。これは、日経ビジネスでも特集記事が掲載されています。このころから、ガリガリ君のブランド力は大きく上がったようですね。
■ ガリガリ君、ソニー…「老舗ブランド」常識破り再点火 ブランド・ジャパン2014 (日経新聞/日経ビジネス)
「ガリガリ君」と「ソニー」は、新製品で見事に業界の常識を打ち破った――。景気が回復基調の中、人々は日本ブランドの復活に期待を寄せていたことが独自の調査から明らかになった。
では、ガリガリ君の市場シェアはどうなっているのでしょうか? ウレコンからファミリーアイスカテゴリーの最新のランキングを見てみましょう。
ファミリーアイスランキングで、ガリガリ君の市場シェアは?
平均リピート率は15.58%のところ、「ガリガリ君 ソーダ 63ml×7」は27.45%と固定ファンが多いことが分かります。期間限定味でたくさんのガリガリ君が販売されていますが、その中で「ガリガリ君 ソーダ」は通年販売されている商品です。上述した「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」は、期間限定商品となります。
赤城乳業ブランドサイトによれば、商品開発の歴史は次のようになるそうです。
1964年に開発した「赤城しぐれ」が爆発的なヒットを記録したのをきっかけに1980年に「子供が遊びながら片手で食べられるかき氷(赤城しぐれ)が、出来ないか?」という思いで商品開発をスタート。かき氷にアイスキャンディーでコーティングすることで溶けにくく、棒が抜けない、今のかたちになったのでした。
引用:赤城乳業ブランドサイト
カップからの進化だったのですね(なお、もう1つ勉強になったことと言えば、ガリガリ君には、幼稚園生のガリ子ちゃんという妹がいることでした)。
アイスには、いろんな種類やブランドがあるため、ファミリーで購入するときには、何を選択するか悩むご家庭も多いはず。
以前勤務していた企業の友人夫婦宅では、
「我が家では、わたしと子どもは、もっぱら”パピコ(グリコ) ”ですが、主人は保守的なのでパピコは食べず、バニラアイスです。」
だそうです。老若男女問わず食されるアイスですから、小さい頃から慣れ親しんだ味、思い出の味と、好みは人それぞれ違うでしょう。なので、どのアイスを食べるかは、相手の好みを尊重し大切にしたいと思います。ただ、「保守的=バニラアイス」かどうかは、分かりません(笑)。次にあったときに、本人に確認してみます。