前回に引き続いて日焼けについて、振り返ってみるまことです。人生、リフレクションですから。
日焼けでひどい目にあったのが、夏場ではなくて、実は冬。はじめてスキーに行ったときでした。あれだけ、焼けるとは知らなかったので非常に困ったものでした。それからアウトドアのときには、日焼け止めが必要になるかを考えて外出するようになったのでした。
男性は、相対的に女性に比べて日焼け対策への意識が低く、無防備なまま外出といったかたも多いと思います。しかし、これからバーベキューなどのアウトドアレジャーも増える季節を迎えて、思わぬ日やけで、月曜日会社に行ったら、「どうしたの?」と、心配される人も多いのがこの時期です。また、しっかりとした紫外線対策をしないと、肌あれや肌の老化を早める原因となるようです。
まことは、特にゴルフをするようになったこの数年、今までのようにグランドに1,2時間ではなく、5,6時間も外にでることになったので、いろいろとUVケア商品を試してみるようになりました。専門家の先生も指摘しているように、対策が重要のようです。
赤坂メディカルMクリニックで医師、理事長を務める松田就人先生に話を聞いた。
「ゴルフは普段の生活よりも日差しが強い場所に行くので、紫外線対策はとても重要です。直接肌に紫外線を浴びると炎症が強く出て、焼けすぎるとやけどの症状がでます。そこまでいくと治療をしなければならなくなりますよ」
【女子プロ徹底調査第1回】日焼け対策ってどうしてる? ( ALBA.Netのゴルフニュース)
A紫外線(UVA)とB紫外線(UVB)の違い
普段、それほど日焼け止め あるいは UVカットやプロテクションという化粧品を買わない男性にとって、「あれ?なんだろう」と思うのが、SPF表示とPA表示です。数値が高い方がいいんだよなということは感覚的には分かりますね。
そもそも、地上に降り注ぐ紫外線にはどういうものがあって、どういう影響があるのでしょうか?
地表に届く紫外線は、少量のUVBと大量のUVAです。 日本皮膚科学会のサイトから、それらの影響を少し紹介しましょう。
UVBは波長280-320nm、UVAは320-400nmです。波長が短いほど生物に対する影響が強いのですが、波長が長いほど皮膚の深くに入りこむという性質もあります。
日焼けを起こす力で比べると、UVBはUVAの600-1000倍強いといわれています。しかし、UVAは日光に大量に含まれていますので、海水浴などで真っ赤に日焼けした場合(サンバーン)、その責任割合はUVBが7-8割、UVAが2-3割と見積もられています。
シミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害(光老化)についても圧倒的にUVBの影響が強いのですが、UVAも皮膚の深く、真皮にまで到達するという点でUVAの作用も無視できません。UVB、とUVAの一番大きな違いは、UVBは細胞の核内にあるDNAに直接吸収されてDNAに傷をつけてしまいます。
DNAは細胞の設計図ですから、これに傷がつくということは細胞にとっては大変な傷害となるわけで、その結果細胞は死んでしまいます。また、死なないまでもきちんと傷を直せない場合は、傷(間違った遺伝情報)を次世代の細胞に持ち越さないようアポトーシスという機序で自ら壊れてしまいます。一方、UVAは生体内の様々な分子に吸収され、その結果生じる活性酸素を介して細胞の膜脂質や蛋白質、DNAなどに酸化的損傷を与えます。なお、UVBにも活性酸素を介した細胞障害性があります。
引用: 公益社団法人日本皮膚科学会 ( https://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/q03.html) サイト
SPF表示とPA表示
これらのUVAとUVBを防ぐ表示が、PA表示とSPF表示になります。
UVBを防ぐ効果を示すSPF表示
SPFとは、Sun Protection Factorの略でUVBの防止効果を表す数値です。数値が大きいほど、B紫外線を防ぐ効果が高いことを示しています。この数値は50+までです。
UVAを防ぐ効果を示すPA表示
PAとは、Protection Grade of UVAの略でUVAの防止効果を現す数値です。
A紫外線に対するPFAは、PA+,PA++,PA+++,PA++++と表示します。防止効果を、4段階に区分され、効果の度合いを「+」の数で表示しています。
PA+ | UV-A防御効果がある |
---|---|
PA++ | UV-A防御効果がかなりある |
PA+++ | UV-A防御効果が非常にある |
PA++++ | UV-A防御効果が極めて高い |
このような基礎知識があると、化粧品を購入しに行っても、固まらないと思います。
UVケア商品の売り上げランキング
では、これらの基礎知識を持って、UVケア商品の売り上げランキング見てみましょう
今回、1位になったのは、「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」です。前回よりもワンランクアップした商品です。UVカットはもちろんなのですが…..
色と光をコントロールし、肌をトーンアップ。あなただけの透明感を引き出すラベンダーカラーの顔・からだ用日やけ止め。すーっとのびて、みずみずしい使い心地。日やけ止めを塗っているだけなのに、いつもの素肌をより透明感のある肌に
と、ターゲットが男性とは少し違うようです。
もちろん、女性用のUVケア商品、ユニセックスのUVケア商品を選ぶこともできますが、メンズ商品として、ランキングが上位の商品を探してみましょう。
カテゴリ「その他男性化粧品」で1位でとなっているUVケア商品「ニベアフォーメン UVプロテクター 」があります。
公式サイトには、
強烈紫外線までしっかりカット!レジャーやスポーツ時など日差しの強い時もきちんと肌を守る。
高い耐汗性を実現。汗をたくさんかいても、落ちにくい。また、ウォータープルーフ処方で、マリンスポーツの時でも落ちにくい。
とあるように、まさに、普段、男性が求めているシーンに合致していますね。
ただ、ぐうたらな男性陣は、朝塗ったらそれで終わりと思いがち。しかし、それだと十分ではないようです。赤坂メディカルMクリニックで医師、理事長を務める松田就人先生によると、
1日の中で何回か塗り直すことが基本です。塗り直しは、できれば2~3時間おきに塗ることが良いです。ゴルフでいえばハーフターンはもちろん、途中の茶屋などで塗りなおすくらいが最も理想です。すると1日4回くらい塗ることができると思います」
【女子プロ徹底調査第1回】日焼け対策ってどうしてる? ( ALBA.Netのゴルフニュース)
つまり、一定の時間ごとに塗り直しが基本のようですね。
すでに、紫外線が全開な季節ですが、UVケアで乗り切ってください。