絶好調のお菓子「グミ」に迫る【前編】
「グミがキテる!」を証明します!

今年も残すところあと2週間あまり。テレビや雑誌では2017年を代表する商品やサービスを振り返る企画が組まれています。True DataのD子が今年気になったのは・・・お菓子の「グミ」。今さら何でグミ?!って思いました?ちゃんとワケがあるんです。

■グミの売り上げグングンアップ!
「グミ」の話をする前に、「ガム」について考えたいと思います。ポケット菓子の代表選手だったガム。しかし日本チューインガム協会によるとガムの生産数量は10年前と比べて約4割減少しています※1。その理由については「若者の噛む力が低下したから」「ごみが出るから」「車に乗らなくなったから」・・・など様々な意見があるようです。ガムに代わって売上を伸ばしているのが「グミ」。実際、あるスーパーのお菓子売場へ行ったらグミの売場が以前の倍以上の広さになっていて、ついつい買いすぎてしまいました(写真)。

10月に富士経済が発表した調査※2によると、グミは若者を中心に売上が拡大傾向で、2017年のグミ市場は前年比15%増加の見込みだそうです。メーカーも増産体制に入っているようで、「果汁グミ」などを製造する明治は、11月30日のプレスリリース※3で20億円を投資してグミ工場の製造ラインを増強すると発表しました。グミの売上はまだまだ伸びていくかもしれません。

■サミットならぬ「GUMMIT」発足
今年4月、グミを取り扱うお菓子メーカー4社と日本グミ協会がサミット・・・ではなくGUMMIT(グミット)を発足し※4、「グミの日=9月3日」にイベントを開催しました。イベントの最後には4社のグミが振舞われる「ミニグミパ(グミパーティー)」が行われました。みんなで色んな味のグミを持ち寄る「グミパ」が広まったら、ひとりで食べるグミのイメージがちょっと変わる気がします。

■ウレコンのランキングでトップ
ウレコンで「キャンディ・キャラメル」カテゴリのランキングを見てみると、1位と2位はキャンディでもキャラメルでもなく「グミ」です。(3位、4位はタブレットで、ようやく5位にキャンディが登場)

1位の果汁グミ ぶどう の年齢層グラフをご覧ください。

キャンディ・キャラメルカテゴリの平均(折れ線)と比較すると、20代、30代が多いことがわかります。やはり「若い人に人気」という現象はしっかりデータにもあらわれていました。なぜグミが人気なのでしょうか?グミならではの、こんな特徴が浮かんできます。

  • 食感が独特
    ふわふわパンケーキ、とろとろフレンチトーストなど、最近の人気グルメは食感がキーワード。グミにはむにむにとした独特の食感があります。
  • 美容・健康志向
    果汁などをゼラチンで固めたグミはコラーゲンが豊富。コラーゲンの含有量をパッケージに記載した商品も増えてきました。
  • インスタ映え
    カラフルでいろいろな形をしたグミはインスタ映えもバッチリ。パッケージもフォトジェニックです。

皆さんも「グミ、キテるなあ」という気になってきませんか?次回のブログ【後編】ではオリジナルの「グミランキング」を発表しますので、お楽しみに!

※1http://www.chewing-gum.org/data/gyokai.html

※2http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/171019_17098.pdf

※3http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2017/detail/20171130_01.html

※4https://www.atpress.ne.jp/news/134757

データ出典:(C) ウレコン powered by True Data

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