年代が高いほどトイレットペーパーのストック数が多くなる
新型コロナウイルス流行の影響で、近くのスーパーからトイレットペーパーがまったく無くなって、春先は少しあせっていたまことです。
今は供給も落ち着きました。トイレットペーパーが品薄になるのは、日本独自の文化なのかと思っていましたが、米国でも同じようなことが発生し、日本だけの事ではないということを知りました。
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネットによる「トイレットペーパーに関する意識調査」では、自宅で使用しているトイレットペーパーの紙タイプは、「シングル」と「ダブル」が共に40%台でほぼ拮抗しつつ、“ダブル派”がやや上回る結果でした。男女別では、男性は「ダブル」のほうが、反対に女性は「シングル」のほうが使用率が高くなりました。
まことが個人的に買うときには「ダブル」を選ぶので、多数派のようです。ただ、親子や家族といった、複数の人で使用するトイレットペーパーを購入する場合は、どうなっているのか?と気になりました。
地域ごとにみると、関東圏はダブル派が多く、近畿圏はシングル派が多いようですね。
引用: トイレットペーパーに関する意識調査の結果 (株式会社プラネット)
調査結果でおもしろかったのが、性年代別でのトイレットペーパーのストック量です。年代が低いほどストック数が少なくなるのは、同居人数も少ないことなどからも想定できるのですが、70代以上では「25ロール以上ストックする」が、下の年代に比べて高く、女性に限るとなんと2割を超えていました。
これは、70歳以上の女性は「まさかのための対策を万全にする」ということでしょうか。
関東ではダブル製品が1位、近畿ではシングル製品が1位
ウレコンで、トイレットペーパーの市場シェア(集計期間:2020年04月01日~2020年06月30日)を見てみましょう。
全国の市場シェアで1位になったのは、「エリエール トイレットティシュー ダブル 12ロール」でした。
出典:大王製紙株式会社 エリエール トイレットティシュー製品サイト
プラネット社の調査にあった地域ごとの違いはあるのでしょうか?
関東の市場シェアを見ると、プラネット社の調査通り、1位は「エリエール トイレットティシュー ダブル 12ロール」とダブルタイプで、近畿の市場シェアでは「エリエール トイレットティシュー シングル 12ロール」とシングルタイプでした。
関東地区のトイレットペーパー市場シェア
近畿地区のトイレットペーパー市場シェア
もちろん、期間や地域ごと、また特売などのキャンペーンや在庫量などの影響もあるので、一概にはいえないことに注意は必要ですね。
最後に、以前勤めていた会社の同僚の関東地区への赴任が今月終了し、自宅がある関西へ帰任するおりに、荷物になるからとトイレットペーパーをくれました。少しの間は購入する必要はなさそうで、安心して夏を過ごしています。