レトルト食品の簡単アレンジ料理でイルミネーションイベントを夢みたい

食欲の秋といわれるように、農作物の収穫も相まって、食べものがおいしくなる季節です。近所に新しいレストランがオープンしたり、おでん屋さんがリニューアルしたりと外食したいなと思いつつ、やっぱりテイクアウトにしようかなと考えることが多いまことです。

国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネットは、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第143号に、「食生活と秋の味覚に関する意識調査」を発表しました。

それによると、予想通りですが、自宅での食事が増えているようです。

コロナ前後で【食事の場所】がどう変わったかを聞きました。その結果、「自宅での食事」が増えた（非常に増えた＋少し増えた＋コロナを機に利用・実施、以下同）人は46％に。性別で増えたと答えた人は女性51％、男性40％と、女性のほうが多いのは意外ですね。一方で「外食」が減った（少し減った＋非常に減った＋コロナを機に利用・実施しなくなった、以下同）人は63％でした。コロナを機に、食事が“自宅回帰”したことがわかります。

コロナ禍で自宅での食事は増えたが、男性は料理・自炊率に大きな変化が見られない

では、自宅での食事となると、在宅勤務も増えた男性も料理をするようになっているのでしょうか？

【料理・自炊】について詳しくみてみましょう。料理・自炊の増減を性年齢別にみると、40代の51％を筆頭に30～50代女性で増えた人が突出している一方、男性は全年代で全体値を下回っています。家族の在宅が増えたことで食事の準備の負担がこの年代の女性に一気に押し寄せた、と言えます。日々3回の食事を全て一から料理する負担は小さくありません。それを反映してか、料理の際にコロナ後に利用・実施が増えたものとして（図表4）、16％が「レトルト食品やチルド食品、冷凍食品」を挙げています。その一方で、「レシピサイトの閲覧・利用」や「作ったことのないレシピ」もほぼ同率であることから、手軽さや時短を求める人と、“おうち時間”が増えたことを利用して新しい料理に挑戦する人も同じくらいいたと推測できます。

やはりといってはなんですが、中高年の男性の6割以上は、「自宅での料理・自炊率」が変わっていません。まこと的には、料理は楽しいことも多いのでおすすめです。2月以降は電気圧力鍋を購入したおかげで、ローストビーフをはじめ、いろいろな料理に初挑戦しました。ゼロから自分でレシピを考えられるほどではないので、いろいろなサイトを検索して、よさそうなレシピを見つけて作りました。

そうはいっても、やっぱりレトルト食品を買ってきて、利用することも多かったのが事実です。昔からよく買っていたのはパスタソースです。今年秋、気になったパスタソースがありましたので、紹介するとともに、パスタソースの人気商品を見てみましょう。パスタソースはソースミックスの市場に入っているので、ウレコンでパスタソースのランキングから取り上げます。

リニューアルした「青の洞窟」が4位にランクイン

この秋、スーパーの棚を見ていると気になったのが、「青の洞窟」シリーズでした。パスタソースというと、自分の中にはトマト色という先入観もあったため、青のパッケージに目が行きました。4位に入っているのが、「青の洞窟ボロネーゼ」です。赤ワインとじっくり煮込んだ挽き肉の旨味を、香味野菜とハーブが引き立てた商品になっています。

日清フーズによれば、「青の洞窟」は、1995年にグルメのためのパスタ＆パスタソースとして発売したシリーズで、2010年には「欲深い大人の濃厚イタリアン」というブランドコンセプトのもと、より洗練されたスタイリッシュなパッケージに全面リニューアルしたそうです。近年ではブランド認知向上のために、東京や大阪、福岡、北海道でイルミネーションイベントやSNSでのデジタルコミュニケーション戦略を行っています。

SNSでは青の洞窟（日清フーズ）のFacebookページに、「青の洞窟ボロネーゼ」とパンチェッタ(ベーコン)とれんこんを利用したアレンジレシピが公開されていました。れんこんを使ったレシピでおいしそうです。今度試してみたいと思います。

「青の洞窟」のイルミネーションイベントも人気がありますね。グーグルトレンドで、「青の洞窟＋渋谷」の人気度をみてみましょう。2019年11月29日（金）から12月31日（火）まで、渋谷公園通り～代々木公園ケヤキ並木にて「青の洞窟SHIBUYA」が開催されました。そのため、昨年の11月以降に人気度が高くなっています。2020年は残念ながら開催中止が発表されています。しかし、2020年10月も人気度が高まっているように、みなさんイベントを楽しみにされていたようですね。