27年ぶり値上げ発表の「納豆」、最も売れている銘柄は?

「おかめ納豆」でおなじみの納豆メーカー最大手「タカノフーズ」が27年ぶりの値上げを発表しました。今月から、主な商品の出荷額が1~2割引き上げられるそうです。続いて「ミツカン」「あづま食品」も値上げを発表。今後の店頭価格が気になってしかたがない、納豆大好きTrue Data広報のD子です。今回は「納豆」の購買データを紹介します。

納豆の売上“の~びのび”

True Dataの購買データ分析ツールで確認すると、スーパーマーケットではこの1年、納豆の売上が前年と比べて伸びています。
(C) ドルフィンアイ powered by True Data

買い物客100万人あたりの売上個数をチェックしました。グラフの実線が本年、点線が前年です。ここ数ヶ月は前年と比べて7%近く上昇しています。タカノフーズのホームページによると、、納豆業界の市場規模は東日本大震災以降上昇しており、2016年に過去最高を記録しています(出典:全国納豆協同組合連合会)。2017年はさらに伸びているのではないでしょうか。

納豆ブームを牽引する商品は?ランキングトップ10

ウレコンで納豆のランキングを見てみました。まずは1位から10位まで。

1位の「おかめ納豆 極小粒ミニ50g×3」はなんと2割近いシェアを持っています。トップ10のうち6商品が「おかめ納豆」ブランドでした。「極小粒」「超小粒」といった商品名も目立ちます。上位商品では、おおむね4割前後の方が3ヶ月以内に2回以上買うリピーター(リピート率参照)です。あらかじめ決まった銘柄を定期的に購入している方が多いようですね。

続いて11位から20位

11位から20位のうち4つの商品には商品名に「北海道」または「国産」の文字があります。大豆の産地にこだわった商品も上位に入っていることがわかります。

こだわり商品も人気がある一方でスーパーの特売になることも多い納豆。出荷額の上昇の影響が今後納豆の販売にどのような変化をもたらすのか、引き続き注目していきたいと思います。

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