SNSを中心にZ世代から人気の「おぱんちゅうさぎ」。日々ひたむきに生きているけれど報われない、でもどこか共感出来て応援したくなる！と話題のキャラクターですが、ついに「おぱんちゅうさぎ」のふりかけが24年8月中旬に丸美屋食品工業より発売されました。
ふりかけと言えば食卓で使うことはもちろん、お弁当用にも購入されるイメージがあります。「おぱんちゅうさぎ」とのコラボのためZ世代のお弁当用に購入されているのではないかと考えられますが、実際に購入している年齢層はどの世代なのでしょうか。今回は「おぱんちゅうさぎふりかけ」を始めとした丸美屋食品工業のキャラクターふりかけについて、購入年齢層を比較してみました。
「おぱんちゅうさぎふりかけ」を購入している年齢層は？
集計期間：2024年6月1日～2024年8月31日
左のグラフは「丸美屋食品工業 手のりシリーズ 手のりたま 容器入 20g」を購入している年代を表しています。右のグラフは「丸美屋食品工業 おぱんちゅうさぎふりかけ 容器入 20g」を購入している年代を表しています。
はじめに、「おぱんちゅうさぎふりかけ」と同じ丸美屋食品工業から発売されている、同容量の「手のりたま」を比較していきます。「手のりたま」は40代・60代、「おぱんちゅうさぎふりかけ」は40-50代の購入割合が高いようです。どちらも40代からの支持は厚いようですが、「手のりたま」は60代からも支持されていることからお弁当用だけでなく、普段のご飯のタイミングでも利用されていそうです。「おぱんちゅうさぎふりかけ」はキャラクターとのコラボのためか、60代よりも50代からの支持が集まっていることが分かります。
他のキャラクターふりかけの購入年齢層は？
「おぱんちゅうさぎ」以外にもキャラクターコラボの商品が丸美屋食品工業にはいくつかありますが、他のキャラクターでも50代の購入割合が高いのでしょうか。
左のグラフは「丸美屋食品工業 ちいかわふりかけ 容器入 20g」を購入している年代を表しています。右のグラフは「丸美屋食品工業 ピカチュウふりかけ 容器入 20g」を購入している年代を表しています。
「ちいかわ」も「おぱんちゅうさぎ」とともに、Z世代から人気の高いキャラクターですが、年齢層は「ピカチュウふりかけ」と同様、30-40代の購入割合が高いようです。「おぱんちゅうさぎふりかけ」の購入年齢層と比較するとさらに若年層であるといえます。
購入年齢層から「ちいかわふりかけ」「ピカチュウふりかけ」は小中学生以下の子供を持つ親世代に購入され、「おぱんちゅうさぎふりかけ」は高校生以上の子供を持つ親に購入されていると予想できますね。
以上のことからキャラクターとコラボをすることで、より若年層である30代を獲得していることが分かります。その中でも「おぱんちゅうさぎ」とコラボしたことにより、「手のりたま」や他キャラクターのふりかけでは見られなかった高校生やその家族の50代を新たに獲得していると言えそうです。
最後に
「おぱんちゅうさぎふりかけ」の年齢層についてみてきましたがいかがでしたか。予想通りZ世代のお弁当用に購入されている様子がうかがえましたね。また、このキャラクターとのコラボによって50代の購入割合を高め、年齢層を拡大している点が大変興味深かったですね。
なお、本記事の分析では集計期間が2024年6月1日～2024年8月31日のため、発売から約2週間の購買データで調査しています。キャンペーンや新発売の特需など、通常とは異なる買われ方となっている可能性がありますので、定点的にチェックすることで違った傾向が見られるかもしれません。是非チェックしてみてください！
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