今年の夏、クラフトビールはどうだった?

ビール離れが報道されて長いですが、やっぱり夏といえば、ビール!という人も多いはず。

まことも、ビールは好きです。大好きです。今年の夏のビール市場はどうだったのでしょうか?気になる人も多いはず(絶対!)。

では、夏のビール市場のシェアを、ウレコンでみてみましょう。

スーパードライが強かった

今年も、『アサヒスーパードライ』が強かったようです。1位から3位まで独占。さらに5位、9位にもランクインしています。

購入時間を見ると、(想像通り)夕方にかけて売上を伸ばしています。ビールは出来立てが一番おいしい!という事で、晩酌用に新鮮なビールを買ってきて、「飲もう!」といったことなのでしょう。

話題のクラフトビール市場

ビール市場といえば、最近の話題はやはり「クラフトビール」ですね。

Wikipediaによると、クラフトビールとは、次のように説明されています。

クラフトビール (英語: craft beer) とは、英語で「職人技のビール」「手作りのビール」などを意味する表現で、大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられる概念。日本語ではクラフトビアと表現されることもある。地ビールとも呼称される。

帝国データバンクによれば(2018年8月8日)、クラフトビールメーカーの6割が増収を記録しているそうです。ブームだと言われていますが、確かに売上も伸びているようです。

クラフトビールメーカー141社の経営実態調査
クラフトビールメーカー、6割が増収
~ 主業メーカーの企業数、トップは北海道、2位は静岡 ~

  1. クラフトビール製造を「主業」とするメーカーは54社あった。そのうちの9割は売上高10億円未満で、7割が従業員10人に満たない。小規模な事業者が中心となっている
  2. 本業は別にあり、クラフトビール製造も手がける「従業」メーカー87社中、本業としてもっとも多いのは「清酒製造」の13社(構成比14.9%)。次いで「西洋料理店」や「酒場、ビヤホール」などの飲食店だった
  3. 「地域」別では「関東」、「中部」、「近畿」の三大都市圏が全体の半分以上を占めたが、「都道府県」別では主業メーカー54社中、「北海道」が8社、構成比14.8%を占めてトップ。第2位は「静岡県」で、第3位は「東京都」
  4. 前期と比較可能な52社中、「増収」が31社と約6割の企業が売り上げを伸ばした。反面、税引き後利益では前期との比較が可能な29社のうち、「改善」が14社に対して「悪化」が12と拮抗。悪化の要因としてもっとも大きいのは人件費の上昇であった

代表的なクラフトビールである『よなよなエール』(ヤッホー・ブルーイング)を取り上げて、売れ行きを今回も「Dolphin Eye」を使ってみることにしましょう。

全国スーパーマーケットの2年間の売上推移を見ると、ほぼ右肩上がりに成長していることが分かります。

このようにクラフトビール市場が成長を示しているため、大手ビール会社も参入しはじめています。また、酒税法改正で2018 年春には麦芽使用比率 67%のビールの定義が変更され、果実や香辛料などのフレーバーを副原料とした多様な商品開発ができるようになったため、さらに個性的なクラフトビールが登場してきています。これからもクラフトビール市場に、注目が集まりそうですね。

ちなみにクラフトビールを購入する年代層には、ビール市場全体と比較して明確な特徴があります。ウレコンを運営するTrue Dataのブログ記事「米国と日本のクラフトビール事情」で詳細を解説していますので、こちらもチェックしてみてください!

ビール以外にも、個性的な発泡酒市場も大きい国内市場です。今後も消費者のニーズに合わせて、いろいろな商品が市場投入されるでしょう。新商品にも注目しつつ、「飲んで楽しみたい」と思います。

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